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1918年

1918年

他の紀年法

  • 干支戊午
  • 日本(月日は一致)
    • 大正7年
    • 皇紀2578年
  • 中国(月日は一致)
    • 中華民国7年
  • 朝鮮(月日は一致)
    • 檀紀4251年
    • 主体7年
  • 阮朝ベトナム
    • 啓定2年11月19日 - 啓定3年11月29日
  • 仏滅紀元 : 2460年閏10月4日 - 2461年閏9月13日
  • ヒジュラ暦(イスラム暦) : 1336年3月18日 - 1337年3月27日
  • ユダヤ暦 : 5678年4月17日 - 5679年4月28日
  • 修正ユリウス日(MJD):21594~21958
  • リリウス日(LD):122435~122799
※檀紀は、大韓民国1948年に法的根拠を与えられたが、1962年からは公式な場では使用されていない。
※主体暦は、朝鮮民主主義人民共和国1997年に制定された。

できごと

1月

  • 1月1日 - 英政府が珍田駐英大使にウラジオストク共同出兵を提案
  • 1月8日 - 第一次世界大戦: ウィルソン米大統領十四か条の平和原則を連邦議会で発表
  • 1月27日
    • フィンランド内戦勃発(〜5月15日
    • 並木製作所(後のパイロット萬年筆)設立

2月

  • 2月6日 - イギリスで選挙法改正(30歳以上の女性に参政権
  • 2月16日 - リトアニアロシア帝国からの独立を宣言
  • 2月24日 - エストニアロシア帝国からの独立を宣言

3月

  • 3月3日 - 第一次大戦: ソビエト政権ドイツとの間でブレスト・リトフスク条約が締結される
  • 3月5日
    • イギリス・フランスなどが対ソ干渉戦争を開始
    • ソビエトペトログラードからモスクワに移動
  • 3月12日 - ソビエトがモスクワを首都とする
  • 3月19日 - 米国議会が標準時夏時間の導入を決定
  • 3月21日 - 第一次大戦: ドイツ軍がパリ砲で砲撃を開始
  • 3月25日 - ベラルーシが独立を宣言

4月

  • 4月1日
    • 英国空軍創設(陸軍航空隊と海軍航空隊を再編)
    • 丹那トンネル起工
  • 4月5日 - 日英両軍が居留民保護を理由としてウラジオストクに上陸
  • 4月30日 - 東京女子大学創立

5月

  • 5月2日 - ゼネラルモーターズシボレーを買収
  • 5月15日 - 米国郵政省(後の米国郵便公社)が世界初のエアメールを開始
  • 5月28日
    • アルメニアが独立を宣言
    • アゼルバイジャンが独立を宣言

6月

  • 6月21日 - 英政府が珍田駐英大使にシベリア出兵を要請
  • ソビエト政権が戦時共産主義を採用
  • イマヌエル・カント実践理性批判」邦訳

7月

  • 7月1日 - 児童雑誌「赤い鳥」創刊(鈴木三重吉
  • 7月8日 - アメリカがシベリアへの日米共同出兵を日本政府に提案
  • 7月12日 - 日本海軍戦艦河内』が徳山湾で爆発事故により沈没
  • 7月15日 - 第一次世界大戦: 第二次マルヌ会戦はじまる。
  • 7月17日
    • ロシアエカテリンブルクのイパチェフ館に監禁されていた元ロシア皇帝ニコライ2世とその家族が銃殺された。
    • 日本政府が日米共同出兵同意をアメリカに回答
  • 7月31日 - 米価が大暴騰し、米市場が大混乱

8月

  • 8月2日 - 日本がシベリア出兵を宣言
  • 8月3日 - 富山県米騒動がおこる。
  • アメリカがシベリアに出兵する。

9月

  • 9月21日
    • 寺内内閣総辞職
    • 西園寺公望に組閣命令(辞退)
  • 9月29日 - 原内閣成立(日本最初の本格的な政党内閣

10月

  • 10月1日 - 森永ミルクチョコレート発売
  • 10月28日 - チェコスロバキアオーストリア・ハンガリー帝国からの独立を宣言
  • エジプトで民族主義者サアド・ザグルールによってワフド党が組織される。

11月

  • 11月3日
    • 第一次大戦: オーストリアが休戦協定に調印
    • ドイツ革命: ドイツのキール軍港で水兵が反乱を起こす。ドイツ革命が始まる。
    • ポーランドソビエト連邦から独立を宣言
  • 11月9日 - ドイツ革命: ドイツが共和国を宣言
  • 11月10日 - ドイツ革命: ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世オランダ亡命
  • 11月11日
    • 第一次大戦: ドイツが休戦協定に調印し、第一次大戦が終結
    • カール1世 (オーストリア皇帝)が国事不関与を声明
  • 11月12日 - オーストリアが共和制に移行
  • 11月14日 - チェコスロバキアが共和制に移行
  • 11月16日 - ハンガリーが独立宣言・共和制に移行

12月

  • 12月1日
    • セルビア・クロアチア・スロベニア王国(後のユーゴスラビア王国)成立
    • デンマークを宗主とする属国としてアイスランドが独立
  • 12月6日 - 大学令公布
  • 12月25日 - 第41議会召集

日付不詳

  • スペイン風邪が大流行
  • アメリカ海軍 海兵隊航空団が公式に認められる。
  • シュペングラー『西洋の没落』
  • 魯迅『狂人日記』
  • ロシア語正書法改革

誕生

1月

  • 1月1日 - 長持栄吉、元プロ野球選手(+ 2000年
  • 1月13日 - 平井英子歌手
  • 1月15日 - ガマール・アブドゥン=ナーセル、第2代エジプト大統領(+ 1970年
  • 1月26日 - ニコラエ・チャウシェスクルーマニア大統領(+ 1989年
  • 1月31日 - 小暮美千代、女優

2月

  • 2月13日 - パティ・バーグ、プロゴルファー(+ 2006年
  • 2月26日 - シオドア・スタージョンSF作家(+ 1985年

3月

  • 3月2日 - 美川陽一郎、俳優(+ 1976年
  • 3月4日 - 小桜葉子、女優(+ 1970年
  • 3月18日 - 本堂保次、元プロ野球選手(+ 1997年
  • 3月19日 - 福永武彦小説家(+ 1979年
  • 3月20日 - ベルント・アロイス・ツィンマーマン作曲家(+ 1970年)
  • 3月20日 - 伊藤庄七、元プロ野球選手(+ 1999年
  • 3月21日 - 升田幸三将棋棋士(+ 1991年

4月

  • 4月10日 - 原一朗、元プロ野球選手
  • 4月14日 - 神田隆、俳優(+ 1986年
  • 4月15日 - 白石勝巳、元プロ野球選手(+ 2000年
  • 4月17日 - ウィリアム・ホールデン、俳優(+ 1981年
  • 4月18日 - 神島二郎政治学者(+ 1998年
  • 4月18日 - 橋本忍脚本家
  • 4月19日 - 中谷準志、元プロ野球選手(+ 1970年
  • 4月25日 - アストリッド・ヴァルナイソプラノ歌手(+ 2006年

5月

  • 5月3日 - 柏戸秀剛大相撲力士(+1982年
  • 5月4日 - 田中角栄、第64・65代内閣総理大臣(+ 1993年
  • 5月10日 - 藤本英雄、元プロ野球選手(+ 1997年)
  • 5月11日 - リチャード・P・ファインマン物理学者(+ 1988年
  • 5月26日 - 玉井栄、元プロ野球選手(+ 1953年
  • 5月27日 - 中曽根康弘内務官僚・第71~73代内閣総理大臣

6月

  • 6月4日 - 田川誠一政治家
  • 6月27日 - 亀田敏夫、元プロ野球選手

7月

  • 7月7日 - 堀田善衛小説家(+ 1998年
  • 7月8日 - 清水秀雄、元プロ野球選手(+ 1964年
  • 7月9日 - 大栗裕、作曲家(+ 1982年
  • 7月13日 - アルベルト・アスカーリF1レーサー(+ 1955年
  • 7月14日 - イングマール・ベルイマン映画監督(+ 2007年
  • 7月18日 - ネルソン・マンデラ南アフリカの黒人解放運動の指導者・大統領

8月

  • 8月17日 - 六代目笑福亭松鶴上方噺家(+ 1986年
  • 8月25日 - レナード・バーンスタイン指揮者、作曲家(+ 1990年
  • 8月30日 - テッド・ウィリアムズ、元メジャーリーガー(+ 2002年)

9月

  • 9月8日 - ヘルマン・ツァップ書体デザイナー
  • 9月9日 - 高橋圭三、司会者・アナウンサー(+ 2002年
  • 9月9日 - オスカル・ルイージ・スカルファロ、第9代イタリア大統領
  • 9月23日 - 平山菊二、元プロ野球選手(+ 1998年)

10月

  • 10月4日 - 福井謙一化学者(+ 1998年)
  • 10月11日 - 飯島滋弥、元プロ野球選手(+ 1970年
  • 10月14日 - 塚本博睦、元プロ野球選手
  • 10月19日 - ルイ・アルチュセール思想家(+ 1990年)
  • 10月30日 - 田川豊、元プロ野球選手、審判(+ 1981年

11月

  • 11月7日 - 村瀬一三、元プロ野球選手
  • 11月11日 - 鳩山威一郎、政治家(+ 1993年)

12月

  • 12月2日 - 高峰三枝子女優(+ 1990年)
  • 12月11日 - アレクサンドル・ソルジェニーツィン小説家
  • 12月15日 - いわさきちひろ画家(+ 1974年
  • 12月17日 - 宮崎剛、元プロ野球選手
  • 12月21日 - クルト・ヴァルトハイム、元オーストリア大統領・国連事務総長
  • 12月23日 - ヘルムート・シュミット、第5代ドイツ首相
  • 12月25日 - アンワル・アッ=サーダート、第3代エジプト大統領(+ 1981年)
  • 12月30日 - ユージン・スミス写真家(+ 1975年

死去

1月

  • 1月6日 - ゲオルク・カントール数学者(* 1845年
  • 1月20日 - エドゥアール・シャヴァンヌ歴史学者(* 1865年
  • 1月22日 - 吉田東伍、歴史学者・地理学者(* 1864年
  • 1月27日 - 素木しづ小説家(* 1895年

2月

  • 2月4日 - 秋山真之日本海軍軍人日露戦争時の連合艦隊参謀(* 1868年
  • 2月6日 - グスタフ・クリムト画家(* 1862年
  • 2月8日 - ルイ・ルノー法学者(* 1843年
  • 2月10日 - エルネスト・テオドロ・モネータ平和運動家(* 1833年
  • 2月10日 - アブデュルハミト2世オスマン帝国第34代スルタン(* 1842年
  • 2月10日 - 蜂須賀茂韶、第14代徳島藩主東京府知事・貴族院議長文部大臣(* 1846年

3月

  • 3月9日 - 納富介次郎画家インダストリアルデザイナー(* 1844年
  • 3月9日 - フランク・ヴェーデキント劇作家(* 1864年
  • 3月15日 - リリ・ブーランジェ作曲家(* 1893年
  • 3月24日 - チャン・リン・スーマジシャン(* 1861年
  • 3月25日 - クロード・ドビュッシー、作曲家(* 1862年)
  • 3月26日 - ツェーザリ・キュイ、作曲家(* 1835年

4月

  • 4月4日 - ヘルマン・コーエン思想家(* 1842年
  • 4月7日 - ウィリアム・H・ホジスン、小説家(* 1877年
  • 4月11日 - オットー・ワーグナー建築家(* 1841年
  • 4月20日 - フェルディナント・ブラウン物理学者(* 1850年
  • 4月21日 - マンフレート・フォン・リヒトホーフェンエース・パイロット(* 1892年
  • 4月21日 - フリードリヒ2世 (アンハルト公)(* 1856年
  • 4月28日 - ガブリロ・プリンチプオーストリアフランツ・フェルディナント大公の暗殺犯(* 1894年

5月

  • 5月10日 - 古今亭志ん生 (3代目)落語家(* 1863年
  • 5月22日 - フリードリヒ・ザイツ、作曲家・ヴァイオリニスト(* 1848年
  • 5月27日 - 大砲万右エ門大相撲第18代横綱(* 1869年
  • 5月27日 - リリアン・ワトソンテニス選手(* 1857年
  • 5月30日 - ゲオルギー・プレハーノフロシア社会主義者(* 1856年

6月

  • 6月4日 - チャールズ・W・フェアバンクス、第26代アメリカ合衆国副大統領(* 1852年
  • 6月10日 - アリゴ・ボーイト劇作家・作曲家(* 1842年)
  • 6月19日 - フランチェスコ・バラッカエース・パイロット(* 1888年

7月

  • 7月3日 - メフメト5世、第35代オスマン帝国スルタン(* 1844年
  • 7月17日 - ニコライ2世ロシア帝国最後の皇帝(* 1868年)
  • 7月17日 - アレクサンドラ皇后、ニコライ2世の皇后(* 1872年
  • 7月17日 - アレクセイ皇太子、ニコライ2世の皇太子(* 1904年
  • 7月17日 - アナスタシア皇女、ニコライ2世の四女(* 1901年
  • 7月26日 - ヘンリー・マッキントッシュ陸上競技選手(* 1892年

8月

  • 8月30日 - ジェイムズ・ドナルド・キャメロン、第32代アメリカ合衆国陸軍長官(* 1833年

9月

  • 9月7日 - ルートヴィヒ・シロー数学者(* 1833年
  • 9月25日 - ヘンリー・ダイアーお雇い外国人教育者(* 1848年
  • 9月28日 - ゲオルク・ジンメル社会学者・思想家(* 1858年

10月

  • 10月7日 - チャールズ・ヒューバート・パリー、作曲家(* 1848年
  • 10月30日 - エゴン・シーレ、画家(* 1890年

11月

  • 11月4日 - 土方久元、日本の宮内大臣農商務大臣(* 1833年
  • 11月4日 - ウィルフレッド・オーエン詩人(* 1893年
  • 11月5日 - 島村抱月劇作家(* 1871年
  • 11月6日 - 出口なお宗教家大本教教祖(* 1836年
  • 11月9日 - ギヨーム・アポリネール、詩人(* 1880年
  • 11月11日 - ジョージ・プライスカナダ軍二等兵第一次世界大戦最後の戦死者(* 1892年

12月

  • 12月2日 - エドモン・ロスタン、劇作家(* 1868年
  • 12月26日 - 山田寒山篆刻家(* 1856年

ノーベル賞

  • 物理学賞 - マックス・プランク
  • 化学賞 - フリッツ・ハーバー
  • 生理学・医学賞 - 該当者なし
  • 文学賞 - 該当者なし
  • 平和賞 - 該当者なし
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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1918年米騒動

1918年米騒動
1918年米騒動(1918ねんこめそうどう)とは、近世から近代にかけての日本における米価格急騰にともなう暴動事件

背景

米価の暴騰

における当時の米相場]] 第一次世界大戦の直後に暴落した米価は、周りの物価が少しずつ上昇していく中で、約3年半の間ほぼ変わらない値段で推移していたが、1918年の中ごろから急激に上昇しはじめた。大阪堂島米市場の記録によれば、1918年の1月に1石15円だった米価は、6月には20円を超え、翌月7月17日には30円を超えるという異常事態になっていた(当時の一般社会人の月収が18円-25円)。7月末から8月初めにかけては各地の取引所で立会い中止が相次ぎ、地方からの米の出回りが減じ、8月7日には白米小売相場は1升50銭に暴騰した。
この背景には資本主義の急速な発展が指摘されている。第一次世界大戦の影響による好景気(大戦景気)は都市部の人口増加、工業労働者の増加をもたらしたほか、養蚕などによる収入の増加があった農家は、これまでのムギヒエといった食生活からを食べる生活に変化していった。このように、農業界からの人材流出と米の消費量の増加が続いた事に加え、大戦の影響によって米の輸入量が減少した事も重なり、米価暴騰の原因となった。

国の対応

米価格が高騰することにより、地主商人は米を米殻投機へまわすようになり、次第に売り惜しみや買い占めが発生しはじめた。事態を重く見た仲小路廉農商務大臣1917年9月1日に「暴利取締令」を出し、石炭綿染料薬品の買い占め、売り惜しみを禁止したが、効果はなかった。常軌を逸した商魂を表わす口語の動詞「ぼる」「ぼられる」(暴る、暴られる)は、この暴利取締令の「暴利」に由来する(広辞苑)。
1918年4月には「外米管理令」が公布され、三井物産鈴木商店など指定七社による外国米の大量輸入が実施されたが、米価引下げには至らなかった。

社会不安

米価の暴騰は一般市民の生活を苦しめ、新聞が連日米の価格高騰を知らせ煽った事もあり、社会不安を増大させた。寺内正毅内閣総理大臣は1918年5月の地方長官会議にて国民生活難に関して言及したが、その年の予算編成において救済事業奨励費はわずか35,000円のみであり、寺内の憂慮を反映した予算編成になっているとは言えなかった。
この為、警察力の増加をもって社会情勢の不安を抑え込む方針が取られ、それまで5,300人であった巡査を3,000人増員するという措置が取られた。
労働者の団結権すらなかったこの時代、厳しい抑圧と、苦しい生活に喘ぐ一般庶民の怒りの矛先は、次第に高所得者、とくに米問屋や商人に向けられるようになっていった。

シベリア出兵

米価が徐々に上昇していく中、寺内内閣は1918年8月2日、対外政策としてシベリア出兵を宣言した。この宣言は流通業者や商人などが戦争特需における物資高騰を狙い、売り惜しみをさらに加速させていくという状況を発生させた。事実、神戸米会所における相場では7月2日に1升34銭3厘だった相場が8月1日には40銭5厘、8月9日は60銭8厘と急騰している。また、時を前後して富山県での騒動が発生していることなどから、シベリア出兵と米騒動の直接的な因果関係を指摘するものもある。

米騒動の発生

1918年 7月22日の夜間、富山県下新川郡魚津町魚津港に、北海道への米の輸送を行うため、「伊吹丸」が寄航。伊吹丸への荷積みを行っていた十二銀行の倉庫前へ魚津町の主婦ら十数人が集まり、米の船積みを中止し、住民に販売するよう求める嘆願がなされた。
この時は巡回中の警官によって解散させられたが、住民らは集会をはじめるなど、米の販売を要望する人数はさらに増加していき、翌月8月3日には中新川郡西水橋町で200名弱の町民が集結し、米問屋や資産家に対し米の移出を停止し、販売するよう嘆願した。
8月6日にはこの運動はさらに激しさを増し、東水橋町滑川町の住民も巻き込み、1,000名を超える事態となった。住民らは米の移出を実力行使で阻止し、当時1升40銭から50銭の相場だった米を35銭で販売させた。
この件は地方新聞を通じ、全国の新聞に「越中女一揆」として報道された。米騒動の始まりであった。

騒動の広がり

で起きた騒動によって焼き払われた鈴木商店本社]] 米価の暴騰はとどまりを見せず、1918年8月1日には1石35円を超え、同5日には40円を超え、9日には50円を超えた。8月10日には京都市名古屋市を皮切りに全国の主要都市で米騒動が発生する形となった。米騒動は移出の取りやめ、安売りの哀願から始まり、要求は次第に寄付の強要、打ちこわしに発展した。10日夜に名古屋鶴舞公園において米価問題に関する市民大会が開かれるとの噂が広まり、約20,000人の群集が集結した。同じく京都では柳原において騒動が始まり、米問屋を打ちこわすなどして1升30銭での販売を強要した。
こうした「値下げを強要すれば安く米が手に入る」という実績は瞬く間に市から市へと広がり、8月17日頃からは都市部から町や農村へ、そして8月20日までにほぼ全国へ波及した。騒動は次第に米問屋から炭坑へと場所を移し、9月12日三池炭坑の騒動終了まで、50日間を数えた。

炭坑への飛び火

8月17日以降には米騒動は山口県や北九州の炭坑騒動へ飛び火する。山口県沖の山炭坑、福岡県峰地炭坑などにおいて炭坑夫の賃上げ要求が暴動に転化した。沖の山炭坑の騒動は付近住民を加えた数千人規模の騒動に発展し、米問屋、屋敷の打ちこわしや遊郭への放火などが起こった。出動した軍隊に対してもダイナマイトで対抗するなど、死者13名を数える惨事となった。

影響範囲

「米騒動」や「米騒擾」などと呼ばれた約50日間に渡る一連の騒動は最終的に、1道3府37県の計369ヶ所にのぼり、参加者の規模は数百万人を数え、出動した軍隊は3府23県にわたり10万人以上が投入された。検挙された人員は25,000人を超え、8253名が検事処分を受けた。また7786名が起訴され、第一審での無期懲役が12名、10年以上の有期刑が59名を数えた。米騒動には統一的な指導者は存在しなかったが、一部民衆を扇動したとして和歌山県で2名が死刑の判決を受けている。

被差別部落との関わり

米騒動での検事処分者は8185人におよび、被差別部落からはそのうちの1割を超える処分者が出た。1割は人口比率に対して格別に多かった。これは被差別部落民が米商の投機買いによる最大の被害者層であったからである。処分は死刑をも含む重いものであった。1920年、事態を重く見た原敬内閣は部落改善費5万円を計上し、部落改善のための最初の国庫支出を行った。同年、内務省は省内に社会局を設置し、府県などの地方庁にも社会課を設けた。

政府対応

政府は8月13日に1000万円の国費を米価対策資金として支出する事を発表し、各都道府県に向けて米の安売りを実施させたが、騒動の結果、米価が下落したとの印象があるとの理由から8月28日にはこの指令を撤回し、安売りを打ち切った。結果として発表時の4割程度の支出に留まり、米価格の下落には至らず、1918年末には米騒動当時の価格まで上昇したが、国民の実質収入増加によって騒動が再発することはなかった。

全国中等学校優勝野球大会の中止

この騒動は、全国中等学校優勝野球大会(現:全国高等学校野球選手権大会)にも影響を及ぼした。8月11日神戸市で始まった騒動により、当時の会場だった鳴尾球場に程近い鈴木商店で焼き打ち事件が発生。周辺の治安も大幅に悪化し、8月14日からの開催予定だった第4回全国中等学校優勝野球大会は一旦延期された。その後も治安改善の見通しが立たなかったため、8月16日に大会の中止が決定された。

騒動の起こった都市

『米騒動の研究』- 井上清、渡部徹編より、発生した都市を日付順に並べた。
8月11日
大阪市神戸市
8月13日
東京市福島市豊橋市岐阜市大津市富山市高岡市金沢市福井市和歌山市堺市尼崎市姫路市岡山市尾道市呉市広島市鳥取市高松市丸亀市高知市
8月14日
浜松市岡崎市奈良市福山市
8月15日
仙台市若松市横浜市横須賀市甲府市津市松山市門司市
8月16日
下関市小倉市
8月17日
新潟市長岡市長野市
8月20日
佐世保市熊本市松江市大垣市

言論弾圧

米騒動の報道に際し、各種新聞は民衆の行動を好意的に報じると共に、根本的な原因は民衆の要求を無視し続けた政府にあるとした。一方政府は事件が広がったのは新聞が誇大に報道したためであるとし、8月7日に『高岡新報』を発禁処分にしたのをはじめ、8月14日には米騒動に関する一切の報道を禁じる記事差止命令を報道各社へ通達した。
東京春秋会(新聞社複数社で結成された連合)はこのような政府の処分に対し取り消しを要求し、水野錬太郎内務大臣は「内務省発表の公報情報のみ掲載を認める」と柔化させた。しかし、政府発表情報があまりに事実と反していた事から春秋会はさらに抗議を続け、報道禁止令を撤廃させる事に成功している。
一連の寺内内閣の言論弾圧に対し新聞社は激しく抗議し、言論報道の自由に関する運動に発展していった。

平民宰相の誕生

米騒動の影響を受け、世論は寺内内閣の退陣を求めた。寺内は8月31日山縣有朋に辞意を告げ、9月21日に正式に辞表を提出した。山県は西園寺公望に組閣を命じたが西園寺はこれを固辞し、原敬を推薦した。そして9月27日に原に組閣が命じられ、日本で初の本格的な政党内閣である原内閣が誕生した。爵位を持たない衆議院議員を首相とする初の内閣となったということで、民衆からは「平民宰相」と呼ばれ、歓迎された。

脚注

参考文献

  • 『米騒動の研究』- 井上清、渡部徹(1962年,ASIN B000JAL1R2)
  • 『日本の歴史〈23〉大正デモクラシー』- 今井清一(2006年,ISBN 9784122047174)
  • 『大正デモクラシーと米騒動』- 仲村哲郎(2002年,ISBN 9784897576466)
  • 『米がつくった明治国家』- 山内景樹(2004年,ISBN 9784900277571)

関連項目

  • 大正デモクラシー
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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1918年のスポーツ

1918年のスポーツ
< 1918年
  • 年度別スポーツ記事一覧
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アイスホッケー

  • スタンレー・カップトロント・アリーナズ (NHL) (3勝2敗) バンクーバー・ミリオネアズ (PCHA)

大相撲

この年、前年の火災により両国国技館が使用不能になったため、本場所はいずれも靖国神社境内で行われた。
優勝掲額者
  • 春(1月11日初日):東大関 栃木山守也(10戦全勝)
  • 夏(5月12日初日):東張出横綱 栃木山守也(9勝1敗)
優勝旗手
  • 春:東前頭3枚目 源氏山大五郎(7勝2敗1休)
  • 夏:東前頭筆頭 常ノ花寛市(8勝1敗1休)

サッカー

日本

  • 第1回日本フートボール優勝大会決勝(豊中グラウンド・1918年1月13日)
  • :御影 1 - 0 明星

テニス

グランドスラム

  • 全米選手権 男子単優勝:リンドレイ・マレーアメリカ)、女子単優勝:モーラ・ビュルステットノルウェー
熊谷一弥が全米選手権で、日本人テニス選手として史上初の4大大会ベスト4に進出する。準決勝ではビル・チルデンアメリカ)に 2-6, 2-6, 0-6 で完敗した。戦時中も、全米選手権だけは中断されずに開催を続行した。

野球

日本

中学野球

  • 第4回全国中等学校優勝野球大会 - 米騒動により中止

アメリカ大リーグ

  • ワールドシリーズ
  • :ボストン・レッドソックスア・リーグ) (4勝2敗) シカゴ・カブスナ・リーグ

誕生

  • 1月1日 - 長持栄吉(静岡県、野球、+2000年
  • 2月25日 - ボビー・リッグス(アメリカ、テニス、+1995年
  • 3月4日 - マーガレット・オズボーン・デュポン(アメリカ、テニス)
  • 4月15日 - 白石勝巳(広島県、野球、+2000年
  • 4月23日 - 蛯名武五郎(青森県、競馬、+1970年
  • 4月26日 - フランシナ・ブランカース=クン(オランダ、陸上競技、+2004年
  • 5月10日 - 藤本英雄(山口県、野球、+1997年
  • 7月13日 - アルベルト・アスカーリ(イタリア、レーシングドライバー、+1955年
  • 7月23日 - ハロルド・リース(アメリカ、野球、+1999年
  • 8月30日 - テッド・ウィリアムズ(アメリカ、野球、+2002年
  • 9月23日 - 平山菊二(山口県、野球、+1998年
  • 10月14日 - テルマ・コイン・ロング(オーストラリア、テニス)
  • 11月3日 - ボブ・フェラー(アメリカ、野球)
  • 11月14日 - ジョン・ブロムウィッチ(オーストラリア、テニス、+1999年
  • 12月1日 - 鵜藤俊平(静岡県、水泳)

死去

  • 3月27日 - マーチン・シェリダン(アメリカ、陸上競技、*1881年
  • 5月18日 - アルノ・ビーベルシュタイン(ドイツ、水泳、*1884年
  • 5月27日 - リリアン・ワトソン(イギリス、テニス、*1857年
  • 5月27日 - 大砲万右エ門(宮城県、相撲、*1869年
  • 8月13日 - ルーサー・ギューリック(アメリカ、体育教師、*1865年
*すほつ *
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